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■五輪へ世界に体験や文化発信
大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ.フロントリテイリングと森ビルなどは14日、松坂屋銀座店跡(東京都中央区)に完成した複合商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」を報道陣に公開した。20日に開業する。店舗面積は銀座地区で最大で、海外高級ブランドの旗艦店をはじめ241店が出店。「観世能楽堂」を設けるなど日本文化を世界に発信する。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、銀座の街が大きく変わる。
◆地下6階、地上13階
施設名は銀座6丁目の立地にちなんだ。中央通り、交詢社通り、三原通り、みゆき通りに囲まれた一角に位置し、施設は地下6階、地上13階建て。オフィスも入るが、商業施設部分の面積は約4万7000平方メートルと銀座で最大となる。
世界中から人々が集まる銀座だけに“広告塔”となる旗艦店が多く出店されているのが特徴だ。中央通りに面した1階に出店する仏クリスチャン・ディオールや伊フェンディなど6つの海外高級ブランドを筆頭に、241のテナントのうち、実に半数以上の121が旗艦店となった。
日本ブランドからも、シチズン時計が1階に世界初となる旗艦店「シチズンフラッグシップストア東京」をオープン。グループの主要6ブランド約700モデルの腕時計をそろえ、幅広い好みに応える。
モノだけを売る従来型の商業施設とは異なり、体験や文化を発信する場でもある。代表例が地下3階、能楽の最大流派である観世流の拠点となる「観世能楽堂」だ。渋谷区にあった舞台を移築。観世流二十六世宗家の観世清和氏は「日本の伝統文化の底力を見せる」と意気込みを語る。
◆東京の新しい“磁力”
一方、入り口から中に入り2階に上がると、5階までを貫く大きな吹き抜けが設けられ、前衛芸術家の草間彌生さんがカボチャを題材につくった作品を期間限定で楽しめる。
屋上に上がると、約4000平方メートルの庭園が現れる。桜やもみじの木立があり、四季の移ろいを感じられそうだ。約56メートルの高さからは、東京の街の眺望も楽しめる。
また、1階には観光バスの乗降所を設置した。乗降所に近接する場所には外貨両替、手荷物一時預かり、土産物も扱うコンビニ「ローソン」も備えた観光案内所を設け、“銀座の玄関口”としての利便性も高い。
政府は東京五輪・パラリンピックが開催される20年に4000万人という訪日外国人の目標を掲げるが、観光資源として、商業施設の魅力は欠かせない。「GINZA SIX」の開発に参画した森ビルの辻慎吾社長は「国際的な商業とオフィス、観光拠点として東京の新しい“磁力になる”」と話している。
引用:銀座の街が大きく変わる 最大商業施設「GINZA SIX」20日開業
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