経済・金融のホットな話題を提供。
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●新人記者が行く:
ティーンの間で流行しているものをリサーチするのは難しい。ティーンが好むものを知ったとしても、大人の目から見ると魅力が分からなかったり、それを選ぶ理由がピンと来なかったりしてしまう。
【高校生が好きなドラマはあの話題作】
今回、高知県から修学旅行でやってきた高校生1年生30人に、好きなものやハマっているものを聞いてみた。すると「ヒカキンはメッシ」なんて言葉も出てきて……!?
●まだまだ大きいテレビの影響力、その一方で……
「若者のテレビ離れが進んでいる」と言われているが、まだまだ影響は大きく、話題を集めているようだ。
「どんな番組を見ているの?」と聞いたところ、すぐに名前が挙がったタイトルは石原さとみ主演の“出版社の校閲”という職業にスポットを当てたお仕事ドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ)。
次いで、星野源と新垣結衣主演で“契約結婚”をテーマにした「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)。エンディングで出演者たちが踊る「恋ダンス」が注目を集め、「踊ってみた」動画が数多く生まれる話題作だ。
この2作は、どちらも視聴率2桁をキープ。両者ともF1層(20~34歳の女性)をターゲットにした作品だが、ティーンも同じように支持しているようだ。
Hey! Say! Jump!の山田涼介主演の月9ドラマ「カインとアベル」(フジテレビ)は、「視聴率はよくないけど、私は好き」という評価が。意外に思えたのが「砂の塔~知り過ぎた隣人~」(TBS)が好評だったこと。とある主婦とセレブママ友の間のドロドロな関係を描きつつ、連続児童誘拐の謎に迫っていくサスペンスものだが、3分の1ほどが「面白い」と語っていた。高校生も“ママ友カースト”に共感するのだろうか。
●「ヒカキンはメッシ」
その一方で、YouTubeも高校生にとって非常に“マス”なメディアになっている。好きなYouTuberを聞くと、すらすらと名前が挙げられていく。男性は、はじめしゃちょー、水溜りボンド、東海オンエア、フィッシャーズ。女性は美希ぽん、会社員A、木下ゆうか、ねこてん……。彼らが高校生のリアルなインフルエンサーだ。
“YouTuber”という肩書や職業が有名になるきっかけとなったHIKAKIN(ヒカキン)の名前が出てこず、「もしかしてもう高校生の中ではマイナーなのか!?」とドキドキしたが、実際は超有名。
「どのYouTuberが好き? と聞かれてHIKAKINを答えるのは、好きなサッカー選手で『メッシ』と答えるようなもの」(男子高校生)――HIKAKINは“YouTube界の神様”になっていた。
ちなみに、YouTubeは音楽を聞くのにも活用されている。彼らにとって音楽は、CDやダウンロード配信で購入するものではなく、YouTubeと(いわゆるグレーゾーンの)音楽聞き放題アプリで聴くものだ。
女性陣から挙がった名前はやはりジャニーズのグループ。「どのグループが一番女子高生に人気があるの?」と聞いてみたところ、「Hey! Say! Jump!だよ!」「Kis-My-Ft2!」という声が同時に発せられ、一瞬だけピリピリとした空気が流れた。数人からは、J-POPではback number、K-POPではBIG BANG、洋楽ではジャスティン・ビーバーを勧められた。
高校生がチェックしている作品や人名、どれくらい知っているだろうか。「全部知ってる!」という人は非常に若々しい。「ぜ、全部分からん……」という人は、どれか1つ手を出してみると、新しい発見があるかもしれない。
ファミリーマートは、東洋水産の人気即席麺「マルちゃん正麺カップシリーズ」を初めてコンビニエンスストア限定商品として29日に発売する。食品・飲料メーカーの人気シリーズの限定商品は他社との差別化が図りやすく、ファミマは来年までにメーカー主導のコラボ商品を倍増させる計画だ。コンビニ業界では限定商品の投入で顧客の囲い込みが活発化している。
◆統合祝いに発売了承
ファミマはマルちゃん正麺カップシリーズの「至高の一杯 濃厚担担麺」(税込み298円)を29日に発売する。今まで同シリーズの限定商品は人気が高いため、発売が実現しなかったが、メーカー側が9月のサークルKサンクスとの統合祝いとして了承した。
ファミマとサークルKサンクスは店舗数が約1万8000店まで拡大し、セブン-イレブンの約1万9000店に迫っている。ファミマ商品本部の永井雄一加工食品・飲料部長は「統合効果で、今まで見向きもしてくれなかったメーカーとの商談が増えている」と話す。
実際に統合以降、メーカーとのコラボ商品約80品を発売しており、「統合前の1.6倍のペース」(永井氏)という。ただ、自社限定品の数ではセブン-イレブンが圧倒しており、統合効果を生かし、追い上げを図りたい考えだ。
商品全体の半数以上が自社限定品のセブン-イレブンも手綱を緩めていない。先月にはサントリービールの高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」の限定品を発売。今月下旬にはキリンビールの缶酎ハイ「氷結」シリーズから「氷結ストロングサワーレモン」も限定発売する。
商品戦略を担当するセブン-イレブン・ジャパンの石橋誠一郎取締役は「今後も顧客に満足してもらうため、限定商品を強化したい」と話しており、品ぞろえを充実させる方針だ。
◆クラフトビール投入
一方、店舗数などで大手2社と開きがあるローソンやミニストップは特色ある限定商品を投入している。ローソンはヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)と共同開発したクラフトビールを発売。ミニストップはチロルチョコのドリンクや、らあめん花月嵐と共同開発したラーメンなどを投入する。
コンビニ大手は自社主導でメーカーと商品を共同開発するプライベートブランド(PB)も展開している。セブン-イレブンは「セブンプレミアム」、ファミマも「ファミリーマートコレクション」を展開し、固定ファンの獲得に力を入れている。
ただ、最近ではメーカー主導で、人気シリーズの限定品を積極的に投入する動きも目立っている。ファミマはサークルKサンクスとの統合効果を生かし、人気シリーズの限定品をさらに増やす方針を示しており、コンビニ各社による競争は今後ますます激化しそうだ。(黄金崎元)
引用:コンビニ、限定商品で知恵比べ ファミマは人気麺「マルちゃん」と初コラボ
このところ、東京・中目黒が盛り上がりを見せています。サードウェーブコーヒーで有名な「ブルーボトルコーヒー」が新店舗をオープンしたり、2018年にはスターバックスコーヒーが国内初となる焙煎所併設の「スターバックス リザーブ ロースタリー」を開業したりするなど、話題に事欠きません。
【「ヴィノスやまざき」は新業態の店舗を初出店】
中目黒と言えば、「ナカメ」と呼ばれ、洒落たレストランやバーなどが立ち並び、おしゃれに敏感な若者が集まり、住みたい街で常に上位に挙がるなど、元々人気のスポットです。そんなこともあってか、平日、休日問わず、常に人々でにぎわっています。2015年度のデータを見ると、中目黒駅の1日平均乗降人員は、東急東横線が19万1065人(前年比1.6%増)、東京メトロ日比谷線が22万1142人(同2.6%増)と伸びています。
そのナカメが今、さらなる注目を集めています。今週、新商業施設がグランドオープンしたからです。今回はその施設の特徴に迫ります。
●ナカメが変わる
2016年11月22日、東急東横線・中目黒駅の高架下に新しい商業施設「中目黒高架下」がグランドオープンしました。東京急行電鉄と東京地下鉄が共同で手掛けた施設です。
ナカメは若者に人気の街。これまでは目黒川沿いにセンスの良い店がオープンしたり、冬にはLEDのライトアップがされたりすることもあり、駅からちょっと離れた場所が人気でした。それが今回は駅スグ。しかも高架下。ナカメ史上、最も好立地に人気店がオープンするということが画期的だと言えるでしょう。
いわばナカメの駅下に新しいSC(ショッピングセンター)ができたようなものです。しかし、このSCは私たちがよく見掛けるようなSCではありません。
商店街のような雰囲気を持っていて、しかも、いろいろなところで目にするチェーン店が連なるSCではありません。一店一店がこだわりを持っていて、ナカメという商圏特性を意識した、こだわりの専門店の集合体なのです。
開発主の1社である東急電鉄は、実は既に学芸大学駅でも同様の開発を行っていて、線路の高架下を有効活用してきている実績があります。今回のナカメが初めてではありません。だからこそ上手に開発を進められたとも言えるのではないでしょうか。サラリーマンやオヤジ向けの店が多い新橋や御徒町などの高架下とは違い、ヤングビジネスマンや20~30代女性が気軽に入れるようなセンスの良い店をそろえているのが特徴です。
中目黒高架下は、中目黒駅周辺の高架下空間を約700メートルに渡って線状に開発するプロジェクトによってでき上がりました。これによって生まれたスペースに店舗や事務所など計28店舗が出店しています。
●入店するテナントはいずれも個性派
その中で気になる店をいくつか取り上げてみましょう。
「グッド・バーベキュー」は、川沿いでアメリカンスタイルのバーベキュー料理を提供する店です。ナカメでバーベキューというのがポイントです。
湘南エリアの江の島(神奈川県藤沢市)に本店を構える日本初のフレンチトースト専門店「LONCAFE(ロンカフェ)」の「STAND NAKAMEGURO(スタンド中目黒)」は、夜はシャンパンバーとしても営業する店として人気に火が付きそうです。
小さなぶどう農家や家族経営のワイナリーが作る少量生産かつ高品質のワインだけを直輸入して販売する「ヴィノスやまざき」にも注目です。中目黒店限定ワインのほか、チーズのエキスパートが厳選した直輸入チーズや、15カ月熟成させた生ハムなど、ワインに合う食材なども品揃えしています。ワインだけでなく「ワインのある生活を提案する」という、同社初めての業態を出店させています。
ほかにもカレー専門店「井上チンパンジー」や、「スープストックトーキョー」で知られるスマイルズが新たに手掛ける、窯焼き料理とワインの専門店「PAVILION」、アパレルのマーガレットハウエルの「MHL」、九州で人気のうどん居酒屋「二○加屋長介(ニワカヤチョウスケ)」など、新業態や関東初出店などの店舗が名を連ねています。
メジャーなところでは「蔦屋書店」が出店しています。しかしこの蔦屋も新たなコンセプトにチャレンジしています。
コンセプトは「中目黒のクリエイティブエンジン」。ナカメらしい創造性を刺激する本と雑誌が1万冊以上、雑貨や文具も350アイテム以上を取りそろえています。さらに店内を「MEET」「TALK」「WORK」「SHARE」と4つのゾーンに分けて、それぞれのコーナーの特徴を出して新たな本を探す楽しみを提案しています。
●コンセプトは「SHARE」
中目黒高架下がコンセプトにしたのが“シェア(SHARE)”です。まさに今の世の中の中心的なキーワードですが、中目黒の高架下を人々が集まって時間や空間を共有できる場にしたいという思いからです。ナカメらしい街の楽しみ方をこの新施設を軸にして進めようとしています。
以前からナカメはぶらぶら歩きをするのにとても適した街です。街並みが低く、背の高いビルも比較的少ないですし、近隣には代官山や恵比寿西地区などもあり、周辺を1日かけて散策するのに好都合な街です。
渋谷にも近く、横浜までも電車1本で行けるなど、立地的にも恵まれています。周辺には高級住宅地が広がり、居住者の雰囲気も良い。そうした環境がナカメのステータスをさらに高める役割を果たしています。
このような立地にできた新たな施設。これをあえてSCと呼びたいのは、従来型のSCへの飽和感、飽きがあるからです。日本国内には3000以上あるSCも、変わり目に差し掛かっています。日本SC協会のデータによれば、2016年1月~10月のうち7カ月間は前年比マイナス。年間でも売り上げ構成比の高い7月の夏のセールがマイナスとなるなど、既存SCも売り上げが伸び悩み始めています。これまで日本の商業施設を引っ張ってきたSCも新たな提案を消費者にしていかないと時代にそぐわない商業施設になりかねません。
改めてこの中目黒高架下のような、地域に密着し、消費者の目線に近く、さらに今まで見たことがないような集合体を作ることで付加価値を提供すべきです。そんな時代の潮流を体感できる新しいSCとしてぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。皆さんのビジネスのヒントがそこにはぎっしりと詰まっているはずです。
(岩崎剛幸)
関西国際空港の現行の国際線冬ダイヤ(来年3月25日まで)は、欧州便が前年同期の週29便から22便に大幅減となるなど、長距離便の不振が鮮明だ。そんな中、11月4日からニュージーランド・オークランド便を約3年ぶりに復活させたニュージーランド(NZ)航空が“救世主”として存在感を高めている。NZ航空は家族連れやカップルでざこ寝ができるシート「スカイカウチ」をエコノミークラスで導入し、話題性も十分だ。(藤原直樹)
関空国際線の冬ダイヤは、中国と韓国向けの新規就航や増便が相次ぎ、ピーク時の就航便数は開港以来最多の週1273便(前年同期は1216便)となっている。このうち、飛行時間が4時間以内の中距離が主体の格安航空会社(LCC)は週390便となり、旅客便に占める比率は34・5%まで高まった。
一方、欧米を中心に長距離便は減便が相次いだ。これまで安全とみられてきた地域でもテロが発生するなどして敬遠する日本人が増えたことや、景気低迷が影響しているようだ。ドイツ、フランス、オランダ、米サンフランシスコ便がそれぞれ減便。1日1便の週7便を維持していたトルコ便も週4便となった。
大手旅行会社の担当者は「便数が減るとツアーの行程にどうしても制限が出る。欧米向けツアーは苦戦気味だが、このままではツアーの魅力も下がる悪循環に陥ってしまう」と危惧(きぐ)する。このような状況の中で関空便を週3便とはいえ復活させたNZ航空には、期待が集まっている。関空を運営する関西エアポートが10月28日に開いた冬ダイヤ発表会見では、配布資料にNZ航空の黒を多く取り入れた機体の写真を何枚も取り入れるなど、全面的にPRしていた。
NZ航空が関空便に導入するのは米ボーイングの中型機B787。スカイカウチが設定される最新鋭の機材だ。スカイカウチは横並びの3席の足元を広げると、平らなベッドのようなスペースになる仕組み。3席分を大人2人で使う。大人1人と子供2人の計3人での使用も可能だ。1人だけでの使用だと割高になるが、ビジネスクラスよりは安い。10時間を超える関空からオークランドまでの飛行中、横になって眠ることもできる。
航空各社は収益の柱となるビジネスクラス以上では、さまざまなアイデアを取り入れたシートの開発競争を繰り広げているが、収益性の低いエコノミークラスでは会社ごとの違いがほとんどない。それだけに、スカイカウチは航空業界で革新的なシートとして話題を集めている。NZ航空のクロビス・ペリエ日本・韓国地区支社長は「関西は観光客が主体の市場なので、エコノミークラスの重要度は高い。スカイカウチは新婚旅行にもぴったりで、武器になる」と話す。
NZ航空の復活しか明るい話題のなかった関空長距離便。今後の展望はどうか。鍵を握るのは、関西エアポートに出資する仏空港運営大手バンシ・エアポートだ。世界34空港の運営に参画するバンシには、各国の航空会社と接点を持っているという強みがある。また、精度の高い需要予測とそれに基づくきめ細かな着陸料の設定といったノウハウを持つ路線誘致の専門部隊も持っている。だが、現在までのところ関空で「バンシ流」は成果を上げているとは言い難い。
10月28日の会見で関西エアポートの山谷佳之社長は「需要をしっかりと分析し、伸びるところを徹底的に伸ばす。長距離便も当然やらないといけないが、中国からさらにたくさん訪日客が来てくれそうだという状況で、それを止めて(長距離便に)シフトはしない」と話しており、当面は好調な中国や韓国など東アジア路線偏重が続くとみられる。
引用:“ざこ寝”関空救世主になるかも? NZ航空の革新的エコノミークラスに注目
本を音声データにして耳で楽しむ「オーディオブック」が拡大の兆しをみせている。スマートフォンの普及で「いつでもどこでも聴ける」環境が整い、芥川賞作品やベストセラーなど人気書籍も相次いで音声化。この2年ほどで利用者が急増している。米アマゾン傘下で世界最大の配信サービス会社が日本市場に参入したのも追い風だ。“ながら聴き”という読書スタイルが支持され、有望市場に成長すれば、低迷する出版業界が活性化しそうだ。
◆米アマゾン系上陸
「世界の利用者は年40%増を続けている。今年のオーディブル利用時間は20億時間で、2年前の2倍だ」
アマゾン傘下の米オーディブルのベス・アンダーソン副社長はこう述べ、胸を張る。世界最大のオーディオブックサービスの同社は昨年7月、日本に初上陸。月額1500円で聴き放題の定額配信サービスを打ち出し、話題を呼んだ。
オーディブルはスマートフォンやパソコンにアプリをダウンロードすれば、いつでもどこでも対象書籍を聴くことができる。大手出版社と契約を重ね、今では1万冊以上を配信する。今月は俳優の風間杜夫さんが朗読する「ハリー・ポッター」シリーズ全巻の配信を発表した。
米独仏など7カ国に拠点を置くオーディブルだが、定額配信サービスは日本市場が最初だ。欧米に比べて日本はオーディオブックになじみが薄い。アンダーソン氏は「(定額化は)とにかく試してもらうため。使ってもらえればユーザーは広がる」と自信をみせる。
◆狙いは高齢者市場
「アマゾンの参入は追い風。環境が整い、市場はようやく花開き出した」と話すのは、オトバンク(東京都文京区)創業者の上田渉会長だ。同社は2007年に配信サービス「FeBe(フィービー)」を開始。朗読に声優や俳優を起用した作品の制作から販売、出版社と連携したPRも手がけ、現在は1万9000タイトルを扱う。
8年かけて10万人(14年)に達したユーザーは、この2年ほどで20万人に倍増する見込みという。昨年は、市場を開拓するため大手出版社16社と連携し日本オーディオブック協議会を設立した。
ビジネス書の利用が多いこともあって、オトバンクの年齢別ユーザーは現在、30~40代が6割を占める。しかし、「一番のターゲットは高齢者。目を使わないオーディオブックは本のバリアフリー」(上田会長)と、同社は高齢者市場の成長を見据えている。
◆900億円規模に拡大
オーディブル発祥の米国は車社会のため、移動時間に「本を聴く」習慣は普及している。一方、日本では書籍をCDやカセットテープで音声化するサービスはあったが、紙の書籍よりも値段が高く、定着しなかった。
それが、ここにきて市場が開花した背景は「大きく3つある」(オトバンク)という。まずはスマホやタブレットなど携帯端末が普及したこと。次に、価格が紙の書籍並みになったこと。そして、出版社の協力でタイトルが豊富にそろったことだ。
ビジネス系大手出版社、ダイヤモンド社の今泉憲志取締役兼書籍編集局長は「いわゆる活字離れには懐疑的だ。今ほどコンテンツが求められている時代はない。書籍の多様化の一つとして可能性を感じ参入した」と述べ、市場の伸びしろに期待を寄せる。
「現在の日本市場は約50億円。海外の例でいくと書籍の5~10%程度に達し、市場は900億円規模に拡大する可能性がある」とオトバンクの上田会長はみる。オーディブルのアンダーソン氏は「『今、どんな本を聴いている?』と話題にされるマスメディアになるのが目標」と話す。
ながら聴きができるオーディオブックは、活字を読むのに苦労する高齢者にも、時間に追われて忙しい現役世代にも受け入れられやすいサービスだ。携帯端末の普及を機にサービスがさらに浸透し、市場が欧米並みに拡大すれば、書籍の売れ行きが低迷する日本の出版業界に新たな可能性をもたらしそうだ。(滝川麻衣子)
引用:“ながら聴き”出版界に新たな可能性 「オーディオブック」がスマホ普及で急伸の兆し
アパレル大手が収益源の多様化に取り組んでいる。オンワードホールディングス(HD)などが、インターネット通販を強化したり、事業の対象を衣食住全般に広げたりして、衣料品販売の底上げや、新規事業の創出を図ろうとしている。各社が力を入れる背景には、景気低迷やファストファッションの台頭で販売が落ち込むなか、経営を安定させる狙いがある。
◆7分野3000品発掘
オンワードHDは22日、食を対象にしたネット通販サイト「オンワード・マルシェ」を立ち上げた。「コメ」「酒」など7分野で、全国7支店のバイヤーが自ら生産者の元に足を運んで発掘した約3000の商品を販売。生産者から消費者に届ける。購入額の1~5%を還元するポイント制度も導入。実質初年度となる2018年2月期に、10億円の取扱高を目指す。
同社は、00年からフランス・パリで日本食レストラン「円」を運営している。来年夏には、英ロンドンに2店舗目を出店する計画。保元道宣(やすもと・みちのぶ)社長は同日の会見で、「ファッションと食は親和性が高い」と強調、衣料品販売との相乗効果を目指す考えを示した。
ネット通販は、三陽商会も拡充を検討している。主力ブランド「バーバリー」のライセンスを失い、業績不振に陥っている同社は7月、構造改革の一環として若手社員などが参加し、ネット通販強化を検討するワーキンググループを立ち上げた。詳細は検討中だが、同社もリアル店舗での販売などとの相乗効果を模索する考えだ。
◆百貨店不振で打撃
一方、飲食事業への進出も目立つ。TSIホールディングスは、米国の人気ベーカリー「ドミニクアンセルベーカリー」と合弁会社を設立、昨年6月から東京・表参道で1店舗を運営している。「コムサイズム」などのブランドを展開するファイブフォックス(東京都渋谷区)はグループ会社を通じ、全国各地の希少性が高い果物を使ったケーキなどを提供する「カフェコムサ」を展開。現在の約30店から、2~3年後には50店に増やす方針だ。
アパレル業界は、深刻な不況に直面している。帝国データバンクの調査によると、1~10月のアパレル関連企業の倒産件数は、前年同期より8件多い257件。中でもオンワードHDや三陽商会のような大手は、販売の落ち込みが激しい百貨店への依存度が高い分、打撃が大きく、新たな収益源発掘が急務となっている。(井田通人、日野稚子)
引用:アパレル、収益源多様化急ぐ オンワードは食の通販サイトで衣料と相乗効果狙う
■低糖質商品
適正な糖質量を摂取するためのメニュー「ロカボ食」への関心が高まっている。学会では、低カロリー食より低糖質食の方がダイエット効果が高いとする試験結果や、血糖値や血圧、脂質の改善が評価されている。こうした動きを背景に、食品メーカーやコンビニエンスストアが低糖質商品を相次いで投入するほか、神戸市では街を挙げてロカボメニューの普及を目指すプロジェクトが始まった。
ロカボ食は、通常は1食当たり90~100グラムとされる糖質量を20グラム以上40グラム以下にするなどして、1日130グラム以内に抑える食事法。北里研究所病院糖尿病センターの山田悟センター長が提唱し、広まってきた。「満腹まで食べられて、痩せられ、血糖、脂質が改善する」(山田氏)といい、消費者の健康志向の高まりに注目する食品メーカーなどが市場開拓に乗り出した。
モンテールは、シュークリームやエクレア、ロールケーキなどで低糖質の商品を販売。血糖値の上がりにくい甘味料の一つ、エリスリトールを採用したり、専用のカスタードを開発したりするなどして、通常商品と遜色ない味わいを目指した。同社は「市場ニーズはこれから伸びる」とみており、ロカボ食の普及に期待を寄せる。
森永乳業は10月から、製品1個当たりの糖質量が3.6グラム以下の「おいしい低糖質プリン」シリーズで、山田氏らの推奨を得てパッケージデザインをリニューアルした。同シリーズの3~7月の出荷金額は、前年同期比約4倍と好調だ。
カルビーは来年1月16日、主力シリアルブランド「フルグラ」で、従来製品と比べ糖質を25%減らした新商品を発売する。グラノーラの生地に大豆タンパクを使用し、1食(50グラム)当たりの糖質量を18.1グラムに抑えた。
大手コンビニのローソンは、糖質を抑えたブランパンやチョコレートケーキ、サラダなど、ラインアップを拡充している。
神戸市が後援して9月から始まった「ロカボ神戸プロジェクト」の参加店舗数は、60店(14日現在)まで広がっている。
富士経済によると、2016年の糖質オフ・ゼロ食品の市場規模は前年比7.7%増の約3431億円(見込み)。現状はアルコール飲料が中心だが、パンや麺類などでも数多くの商品が投入され、市場が拡大しているという。
引用:健康志向高まり「ロカボ食」注目 食品メーカーやコンビニ、相次ぎ投入
銀行や信用金庫が賃貸住宅を建設・購入するときの個人向け融資、いわゆるアパートローンを増やしている。背景には、相続税の節税効果を狙った個人の借り入れ需要の高まりがある。
日本銀行の「貸出先別貸出金」によると、2016年9月末の「個人による貸家業」の残高は、銀行と信用金庫の合計で27兆8371億円。前年同期と比べて3.5%増えた。残高ベースでは不動産業向け融資の32.9%、貸出件数ベースでは61.0%を占めている。
■熱心な地方銀行、なかには2ケタの伸びも...
相続税は、2015年1月に非課税枠が縮小。そのため、相続税の対象となる人が増え、地価の高い都心で土地を所有する人などは節税対策に敏感になった。
たとえば、通常であれば土地などの評価額は路線価をもとに算出され、そのまま課税されるが、アパートを建てて人に貸すことで、相続税の対象となる土地や建物の評価額を大きく減らせる。アパートローンを組めば、相続税がさらに減ることもある。
このため、「相続税の節税対策」を売り文句に、高齢者などにアパート経営を勧める不動産事業者らが増えてきたことに加えて、2016年2月に日銀がマイナス金利政策を導入。それにより、超低金利で銀行のローンが組めるようになるなど、個人がアパート経営に乗り出すには、ちょうどよい環境が整っているといえる。企業向け融資が伸び悩んでいるという、銀行側の事情もある。
日銀が2016年11月16日に発表した「貸出先別貸出金」によると、9月末時点の「個人による貸家業」の残高は、都市銀行や地方銀行など(139行)が前年同期比4.5%増の22兆224億円、信用金庫(265金庫)は0.2%減の5兆8147億円だった。
3年前の13年9月末と比べれば、銀行で6.6%増、信用金庫で4.9%増えた。ある銀行関係者は、「アパートローンは、とくに貸出先に悩む地方銀行が熱心で、なかには2ケタの伸びをみせている銀行もあります。ここ1、2年の伸びはスゴイですね」と話す。
引用:相続税節税「サブリース」に群がる業界 マイナス金利で増えるアパート経営
■「品薄」ベースに生産調整
創業100年の2017年4月に会社名を「SUBARU」に変更する富士重工業が巧みな戦略で自動車業界での存在感を高めつつある。17年3月期の世界販売は106万台と初めて100万台を突破する見通し。牽引(けんいん)役は米国市場。売れ行きに生産が追いつかず増産投資を決めたほどだが、ひとたび在庫がたまっているとみるや生産調整を行うなど、前のめりになりすぎない「冷静と情熱のあいだ」戦略で、業界屈指の利益率をたたき出す快進撃につなげている。
◇
◆米投資回収急がず
「米国で細かく生産対応を行っていく」
富士重工の吉永泰之社長は11月2日の16年9月中間決算発表の会見で下期の米国生産に関する戦略をこう説明した。
同社は米国拠点の生産設備能力を年内に3月末より8割増の39万4000台に増やすため、今年度は当初、34万1000台を生産する計画だった。だが、9月中間段階で主力の「レガシィ」のリース販売が鈍り、在庫が5000台に達しているとみるや、生産計画を5000台減らし33万6000台に引き下げた。
設備増強投資を行った場合、国内の製造業の多くはその分をフル稼働させるのが一般的だ。投資分を早期に回収したいからだ。しかし、富士重工は製品が余っているのに無理な生産を行い在庫をさらにため込んで安売りするより、生産を絞り、需給を引き締める道を意識的に選んでいるわけだ。
在庫を増やすとそれをさばくためにどうしても値下げが増える。その結果、値下げのために販売奨励金を積み増せば、収益悪化という悪循環を招きかねない。このため、まず在庫の調整を急ぎ「ディーラーの在庫が少し足りないくらいになれば、生産も元に戻す」(吉永社長)方針だという。
米国の自動車市場はガソリン安でスポーツ用多目的車(SUV)やピックアップトラックが好調な半面、乗用車は苦戦しており、吉永社長も「全体需要はピークアウトした」と話す。
市場の減速影響で足元は値下げ競争が激化しており、自動車各社は軒並み販売奨励金を増額している。その額は1台当たり平均で3400ドル近くに膨らんでいるが、その中でも富士重工は1300ドルと業界平均の3分の1程度に抑えられるとみる。
主力の「インプレッサ」の新型車を投入するほか、SUV「フォレスター」や「アウトバック」などの既存車種は納車待ちとなるほど人気のためだ。
需給バランスの関係で、品薄になれば、当然、価格は高く保てる。富士重工は今年度の北米販売を71万4000台と前年度比13.3%増やす計画だが、吉永社長は「若干、品薄くらいの状態を維持して、台数当たりの競争力を保つ」と、収益力にこだわる姿勢を示す。
◆日系首位の11.7%
北米の販売比率が約7割に達する同社では為替が1ドル当たり1円円高になると年約100億円の営業利益が吹き飛ぶ計算で、今期は為替影響だけで1965億円の減益要因と見込む。
ただ、巧みなかじ取りで本業の収益力を示す連結売上高営業利益率は11.7%と、ホンダやマツダの4.8%を大きく上回り、国内自動車メーカーで断トツの稼ぐ力を維持する見通しだ。
富士重工の輸出比率は約8割と自動車大手の中でも飛び抜けて高く、米大統領選でのトランプ氏の勝利を受けた市場のドル高・円安傾向が今後も続けば業績の追い風になる。ただ、米次期政権が関税の引き上げなど保護主義的な政策を鮮明にすれば、富士重工にとっても大きな打撃となりかねない。
英文表記「SUBARU」の社名変更でさらにグローバルブランドを目指している同社の戦略の真価が試されることになる。(今井裕治)
引用:富士重、屈指の利益率たたき出す快進撃 世界販売100万台突破へ
色味やデザインの一新で部屋の雰囲気が変わると、関心が高まっているのが「壁」。部屋の壁をアレンジするための商品やサービスが続々と登場している。
壁に設置して部屋の雰囲気を変える窓がある。「Atmoph Window(アトモフ ウインドウ)」は独自に撮影した世界の風景や、世界各地から配信されるライブストリーミング映像を臨場感あふれるサウンドともに再生する“デジタル窓“だ。また時計、カレンダーに天気といった常に気になる情報の表示や、目覚まし時計の機能もある。壁に設置すれば、部屋のおしゃれ度が飛躍的にアップしそうなこちらの“窓”を企画したのはアトモフ(京都府京都市)。クラウドファンディングなどで資金を調達し、商品化に漕ぎつけた。種類はシングル(27インチ)など全3種。価格はシングルで6万9,800円(税別)。売行きは好調で初回生産は完売。現在は、年末に出荷予定分の予約注文を受けつけている。
配線無用でステッカーのように壁に貼るLEDライトもある。東洋ケース(京都府京都市)の「ウォールライトシリーズ」だ。音感センサーを内蔵し、手をたたくなどといった音に反応して点灯。ほのかな光で部屋を照らした後、約60秒で自然に消灯する。種類はゴシック調のランプがモチーフのものや、ステッカー以外にランプデザインの吊るすタイプもある。ブームを反映し、人気となっているのは黒ねこの形をした「CAT Wall Light(2,484円・税込、全3種」。そして、ここでもレアなポケモンをゲットと「PIKACHU Wall Light(3,024円・税込)」も販売されている。
壁紙の種類は豊富だが、足りないのが貼る技量。そこでレッスンと、人気なのが「輸入壁紙 貼り方教室」だ。こちらは輸入壁紙専門店で、東京、大阪、福岡に計5店舗を展開するWALPA(ワルパ/運営はフィル:大阪府大阪市)の各店舗で、毎月定期的に開催されているワークショップの1講座。時間にして90~120分間、講義と実践で貼り方の基本やコツを学ぶものだ。対象は初心者なので気後れすることもない。参加には事前予約が必要で、定員は各回6名。費用は2,700円(税込、材料費込)。
部屋の模様替えの際には、壁もアレンジの対象として考えてみるとより楽しめそうだ。
引用:「壁」を変えるグッズやサービスが続々、 世界の風景を映すデジタル窓や壁に貼るLEDなど