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野菜や花の品種開発を手掛けるタキイ種苗(京都市下京区)は、栄養価が豊富で食味に優れた野菜の品種「ファイトリッチ」シリーズの販売を強化する。飲食店などで栄養価の高さをアピールするイベントを展開することで消費者への認知度を向上させ、農家の生産意欲も高める。現在同シリーズの商品数は30、出荷量は1000トンだが、2020年には商品数を3倍の100に、出荷量を10倍の1万トンにそれぞれ伸ばす。
イベント第1弾として、食事を通して健康を維持することをコンセプトとしている「丸の内タニタ食堂」(東京・丸の内)で、30日から2月4日までの期間限定で特別メニュー「ファイトリッチ八宝菜定食」が1100円で提供される。
ファイトリッチは10年から販売を始めた。毎年1割ずつ出荷量を増やしてきたが、農家は栽培実績のない新品種導入に慎重なため、思うように生産が伸びなかった。しかし、健康に対する関心の高まりとともに高い栄養価に注目した消費者から「どこで買えるのか」「どこで食べられるのか」といった問い合わせが増えたことから、本格的なブランド展開に乗り出した。
同シリーズのニンジン「京くれない」は従来の西洋ニンジンの10倍以上のリコピンを含むほか、ミズナ「紅法師」はアントシアニンが従来品種の10倍以上となっている。またミニトマト「オレンジ千果(ちか)」はきれいなオレンジ色でつやがあり、糖度が8~10度と高く、赤ミニトマトに比べて約3倍のカロテンを含有している。
タキイ種苗では近い将来、高齢者の増加に伴い、野菜などの食材分野で量より質へのシフトが進むと予測し、約20年前からファイトリッチの研究に着手した。今後、食品メーカーに働きかけてジュースなどの加工食品を展開するほか、飲食店と提携してメニューを提供することを通して、認知度を高め消費量を増やしていく戦略だ。
同社開発部の富永直樹氏は「ファイトリッチを通じて野菜を見直し、健康づくりに役立ててもらいたい」と話している。
引用:タキイ種苗、野菜「ファイトリッチ」販促 栄養・味に自信 タニタと協業も
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