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車部品試作技術でロボット製作 エム・エス・ケー「出世大名家康くん」

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車部品試作技術でロボット製作 エム・エス・ケー「出世大名家康くん」

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 浜松商工会議所のロボット製作チームが企画した浜松市のマスコットキャラクター「出世大名家康くん」が11月初頭、お披露目された。高さ75センチ、重さ20キロのロボットで、足元の駆動部品で自走するほか、音声認識の機能も搭載し、あいさつなどの会話もできる。浜松商工会議所は、今後の成長が期待できるロボット産業を育成しようと、加盟企業から有志を募り、開発を進めてきた。製作期間はわずか5カ月。この困難なプロジェクトで中心的な役割を果たしたのが、自動車部品の試作などを手掛けるエム・エス・ケーだった。

 エム・エス・ケーは、自動車部品の試作品専門メーカーだ。精密板金や機械加工、ダイカスト、プレス成形、紛体造形といったさまざまな金属加工技術を駆使。シートの製作や樹脂の加工などに対応する設備やノウハウも有している。「二輪車のフレームならまるごと作れる」(松浦譲エム・エス・ケー代表取締役)ほどだ。その技術とノウハウは、ロボット製作にも発揮された。「短時間で作り上げるため、設計データを基に粉末造形で直接本体を製造した。金型などを作らなくても、これぐらいのものなら問題なく製造できる」(同)

 同社の本業は、試作品の製造。自動車工場の海外移転などはあっても、試作は日本で行われることから、当面は仕事がなくなることもなさそうだ。とはいえ、品種の減少や開発周期の延長などもあり、自動車メーカーからの部品試作依頼は減少傾向にあるという。

 そこで、最近では農機メーカーから農機の部品試作を受注するなど、業容拡大も探っている。部品単体の試作ではなく、複数の部品で構成するモジュールで受注するといった取り組みも進めている。3D(3次元)データへの対応も強化しており、部品試作の底固めには余念がない。

 これと並行し、今後はこれまで手掛けていない分野についても、事業の可能性を探っていきたいという。「出世大名家康くん」はその契機になった。

 「作れるとは思ったが、実際に作ると自信にはなる」(同)

 しかし、課題がある。「うちはある意味ではなんでも作れる。しかし、設計ができないし、市場を見極めたりするのも難しい」(同)という。そこで考えられたのは、いろいろな技術を持った企業が集まって取り組む、というまさにロボットプロジェクトのようなスキームの構築だ。

 「専門性の高い中小企業も、集結すれば大企業並みにいろいろなものが作れる。今後も機をみては、こういった新しいものにも挑戦してみたい」(同)

 エム・エス・ケーの挑戦には、ものづくり企業が多い浜松らしさを感じるが、実は多くの専門性の高い中堅・中小企業にもあてはまる戦略といえそうだ。

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