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世界最大級のスタートアップの祭典「スラッシュ(SLUSH)」の東京版、スラッシュTOKYOが29日、大型コンベンションセンター、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。光や音で華々しく演出された会場で、起業家たちが開発した技術や、練り上げた事業構想を展示、発表し、投資家、起業家、社会人が評価、鑑賞する。日本での開催は3回目で、過去最大となる500組のスタートアップが参加する。来場者は5000人を超える見込みで、日本のスタートアップムーブメントを後押しする。
祭典の目玉である事業構想発表会、ピッチングコンテストには、80組のスタートアップが登壇する。日本からもドローン技術の応用で社会課題の解決を図るアイ・ロボティクス(東京)が、次世代バッテリーの搭載で、24時間飛行可能なドローンの活用を発表して喝采を浴びるなど、力のある企業が登壇した。
また著名経営者がスピーチをするメーンステージでは、自動車配車サービスアプリ、ウーバーを提供している米ウーバー・テクノロジーズの創業者、ガレット・キャンプ氏、ウーバーなど将来有望な企業に資金を提供してきたエンジェル投資家兼起業家、スティーブ・ジャング氏らが登壇し、注目された。30日には、今月いっぱいで社長を退任する日産自動車のカルロス・ゴーン氏らが登壇する。
スラッシュは、2008年にフィンランドでスタート。評判を聞いた日本人経営者ら有志が日本への誘致を働きかけ、2015年4月に「スラッシュアジア」として、東京で仮説ドームを設置して、フィンランド以外では初めて開催された。
2016年に幕張メッセで第2回を、学生主体の運営で開催。その後上海、シンガポールでも開催を拡大したことから、今回「スラッシュTOKYO」に名称を変更して開催。登壇者、来場者は年々増えている。
特徴は、いわゆるロックフェスのような高揚感あふれる演出のステージで行われる事業構想発表で、経営者や登壇者はスターのような喝采を浴びる。登壇者は世界各国の希望者から選ばれ、発表はすべて英語。会場内の公用語も英語だ。運営の主体が500人の学生ボランティアであることも特徴で、スラッシュの運営に関わることを学生に推奨する大学の教員もいる。
運営スタッフとしてボランティアに加わった早大2年の後藤真歩さんは「今回が初参加。メディア担当として多くの取材調整などをこなし、開幕直前まで不安だらけでした。始まってみたら結構うまくいっていて、今は『大丈夫です』と自信を持ってと言えます。これまでチャレンジしたことといえば、留学と受験ぐらい。でも今回は、日を追う事に不安が募るこれまでにない挑戦でした。今回、それを乗り越えられたので、自分の自信にもつながりました」と話す。
後藤さんの妹で中学3年の紀歩さんも今回が初参加。「今まで触れたことのない世界を知ることができて、会うことができない人と会えてとても楽しい。出展しているスタートアップの中には大学生の方もいて、自分のやりたいことを考え直す機会にもなりました」と目を輝かせた。
スラッシュTOKYOは30日まで。
引用:「スラッシュTOKYO」開幕 世界のスタートアップ500社が共演
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