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羊の国からワイン大国へ、NZで進む農地転換

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羊の国からワイン大国へ、NZで進む農地転換

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 【マールボロ(ニュージーランド)】米国やその他の国々で今までよりも高価なワインが好まれるようになっているのを背景に、世界の大手ワインメーカーはニュージーランドの牧羊地などをブドウ畑に変える動きを加速している。

 国際ブドウ・ワイン機構(OIV)によると、世界のワイン輸出国の中でニュージーランド産はフランス産に次いで高額なワインとなっている。ニュージーランドの冷涼な気候は、他の産地よりも高品質なブドウの少量生産に適しているのだ。

 2009年以降、ニュージーランドから米国へのワイン輸出は約3倍に増えた。米国の飲料輸入業者団体によると、昨年には同国の産地別ワイン輸入額でニュージーランドはオーストラリアを抜き、イタリアとフランスに次ぐ3位となった。

 急速な成長ペースだが、ワインメーカーはニュージーランドにはまだ大きな伸びしろが残されているとみている。米コンステレーション・ブランズや豪トレジャリー・ワイン・エステーツなど大手は、高品質なワインを作る世界的戦略の一環として、ニュージーランドで数千エーカーもの農地を買い続けている。

 上場ワインメーカーとして世界最大の生産量を誇るコンステレーションは、2014年から16年の間にニュージーランドで新たに1800エーカー(約728万平方キロメートル)の土地を手に入れた。それまでに比べて約50%の拡大だ。同社はまた、ニュージーランド南島の北端に位置するワインの産地マールボローの主要拠点に5000万NZドル(約39億円)を投じている。これにより、年間4000万リットルの生産が可能になるという。米ニューヨーク州ビクターを拠点とする同社のニュージーランド産ワインには「ノビロ」や「キム・クロフォード」などがある。

 一方、生産量で豪州2位のワインメーカーであるトレジャリー・ワインも最近、マールボローで1400エーカーの土地を購入した。欧州の高級ブランドグループ、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン傘下のワイン醸造会社クラウディーベイもまた、同地で52エーカーの土地を入手する許可を昨年11月に規制当局から得た。

 OIVによれば、2015年時点では米国は世界最大のワイン消費国。消費者の高級ワイン志向は強まっており、ニールセンの調査では、2016年に1本7.99ドル(約890円)未満のワインの売り上げが落ち込んだ一方、より高価格帯のワインの売り上げは伸びた。英国でも同様の傾向が見られるという。

 20年ほど前には、米国でニュージーランド産ワインはほとんど存在感がなかった。ニュージーランドのワイン生産者協会によると、米国への輸出量は2000年には約250万リットルだったが、2016年には6100万リットルにまで急増した。

 マールボローは白ワインの一種ソービニヨン・ブランで有名な土地だ。ソービニヨン・ブランは昨年、ニュージーランドのワイン輸出全体の85%を占めた。

 現地の農家フィリップ・ニール氏は、かつて約2000頭の羊を飼育していた。現在、その数は700頭に減っている。クラウディーベイとの契約の下、自身の農地のほとんどをブドウ畑に転換していけば飼育頭数はさらに減ることになるという。

 コンステレーションのニュージーランド現地法人責任者を務めるサイモン・タウンズ氏は「2桁成長が続いているが、ニュージーランド産ワインはまだ米国市場に十分浸透していない」と語る。「助走路はかなり長いと我々は考えている」

By MIKE CHERNEY



引用:羊の国からワイン大国へ、NZで進む農地転換


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