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□バロックジャパンリミテッド・村井博之社長
「MOUSSY(マウジー)」などのファッションブランドを展開するバロックジャパンリミテッドは、渋谷109といったファッションビルに出店し、10代後半~20代の若い女性に支持されている。高い商品回転率と利益率を強みに、国内事業を強化するとともにグローバル戦略を加速させる。村井博之社長は「日本のファッションブランドとして世界へ飛躍させる」と話す。
--経営では何を重視しているのか
「売上高ではなく利益率を重視している。毎週新商品を投入して2~3週間で売り切っている。このための大きな戦力が『カリスマ店員』といわれる販売員だ。魅力的な接客でコーディネートを提案している。結果として業界最高水準の商品回転率と利益率を実現している。2017年1月期の経常利益率は8.8%を見込んでいるが、ZARAを展開するインデックスやH&Mといった欧米企業は同15%をたたき出している。まだまだ利益率には満足していない。当社も欧米並みの水準を目指す」
--電子商取引(EC)を強化している
「すでに導入しているが、春ごろには新しいECエンジンが本格始動する。このため新システムを活用して在庫をECと実店舗で一括管理して効率化する。新規顧客を開拓することで、現在の売上高に対する比率約10%をなるべく早く20%に引き上げる。他社のECとの差別化を図るため、VR(仮想現実)の導入も検討している」
--会員制交流サイト(SNS)を活用してPRに力を入れているが
「テレビCMのようなマス広告より重視している。カリスマ店員がSNSで情報を発信すると、大勢の閲覧者が情報を拡散してくれるので波及効果が大きい。とくに写真共有アプリのインスタグラムでは、数万人のフォロワーを獲得した当社社員が複数いる。自社の通販マガジンと合わせて効率的にPRしている」
--昨年11月に東証1部市場に上場した
「海外進出時の信頼度を上げ、幅広く人材採用をすることが目的だ。得た資金は新規出店とシステム更新などに充てている」
--海外展開に注力している
「日本は少子化で市場が縮小しているために積極的に出店している。とくに中国では靴製造小売り最大手のベル・インターナショナルと13年に合弁会社を設立した。以後出店は、それまでの8倍のスピードに加速させた。すでにマウジーの店舗数は中国の方が日本より多い。北米については現在ニューヨークに2店舗を構えた。家賃や人件費が高いので利益を出すのは難しいが、中国と米国のファッションアパレル市場はほぼ同じ規模なので数年かけて動向をつかみたい。20年頃には海外の売上高・店舗数ともに国内を上回る規模に成長するだろう」
引用:若い女性の支持得るアパレルブランド 業界最高水準の商品回転率支える「カリスマ店員」
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